敷きパッド夏 アウトラスト

廃屋の散策であった怖い話

クールな部屋

これは友人と家の近くにあった。
廃屋をふざけて散策時の話です。

その建物は家に帰る道の途中で必ず横を通らなければならない場所にありました。
近くにはお寺もありお墓が夜になると不気味な雰囲気を漂わせていました。

ある日、私は友人にあの建物は何?と聞かれ答えることが出来なかったせいで
半ば強引に一緒に探検してみようと連れて行かれました。

中に入る方法があるのだろうかと思っていたら、正面の扉は閉まっていましたが、
裏手にあった窓が開いたままでした。

私達はそこから中に入りました。
中は昼だと言うのに薄暗く何か嫌な雰囲気を醸し出していました。

壁の塗装は至る所で剥がれており、畳が剥がれている箇所が多くありました。
歩くと床はミシミシと音を立て昼だと言うのに何か出るのではないだろうかと
思ってしまうほど不気味でした。

友人は携帯のカメラで映像を取りながら私と一緒に歩いていました。
結局何もないつまらない建物だとわかると私達はさっさと帰る事にしました。

その後、私の家で友達とつまらない話をして盛り上がっていると、
さっきの建物の話になりました。

私たちは、何か映ってないかな?と面白半分に言いながら
彼の撮った動画を見ました。

その動画は撮ってはならないものを撮ってしまっていました。
天井付近の暗闇に浮かぶ女性の顔がそこにはあったのです。
彼女は一体私達に何を言いたかったのでしょうか?

その建物は今ではなくなり、そこは駐車場になっています。

(忠志さんより)