敷きパッド夏 アウトラスト

背筋がヒンヤリした出来事

鍵

自宅で一人でいた時の出来事です。
インターフォンを鳴らす音が聞こえたのですが、またいつもの訪問販売か新聞勧誘かと
思い、居留守を使いました。
何度か鳴らされたものの、しばらくすると諦めたようで、静かになりました。

私はリビングでレースのカーテンを閉めてくつろいでいたのですが、おそらくインターフォンを
鳴らしていたであろう男性が、リビングのガラスに顔を近づけてのぞいているではありませんか。

我が家に誰もいないと思い、空き巣に入ろうと中を伺っているようなんです。
レースのカーテンを閉めているので、私の姿は見えないと思うのですが、
空き巣に入ろうと試みている男性の恐ろしい形相は丸見えです。

一体どうしたらいいだろう、自宅に人がいることを相手にわからせないと、
このままでは絶対に入ってくるに違いないと思っていたところ、その男性は裏口の方へ
まわったようで、そちらの方から何やら鍵を開けようとしている音が聞こえてきました。

ここまでくれば時間の問題です。
中に人がいることをわからせないと、このままでは侵入されてしまい、鉢合わせしてしまいます。
怖くて仕方がありませんでしたが、音の聞こえる裏口付近へ行き、誰かと話をしているような
感じで、大声を出しました。

すると、すぐに鍵を開けようとしていた動きが止まりました。
怖いながらも、しばらくはずっと一人芝居を続けていました。

その後もずっとまた来るのではないかと気が気ではありませんでしたが、
戻ってくることはありませんでした。背筋がヒンヤリした出来事でした。